鹿児島―中国・上海間の定期航空路線維持を目的に、職員約1000人を上海に派遣するとした鹿児島県の海外研修構想について、共産党県議団は8日、投票形式で賛否を問う街頭アンケートを鹿児島市で行った。 構想に反対する人が9割を超えた。 繁華街・天文館で通行人を対象にアンケートをとり、構想に「賛成」は青、「反対」は赤、「わからない」は黄のシールをボードに貼ってもらった。1時間で291人が協力し、結果は「賛成」14人(5パーセント)、「反対」267人(92パーセント)、「わからない」10人(3パーセント)だった。 「反対」にシールを貼った同市城山1、看護師の女性(24)は「給料から天引きされる税金は安くないので、大事に使ってほしい。1000人は多すぎるし、研修に明確な根拠がない」と指摘した。 「賛成」の同市玉里団地3、自営業の男性(63)は「鹿児島の魅力をアピールし、観光客を呼び込むことにつながるので