1)はじめに マイナンバーは特定個人情報等の具体的な取扱を定めた取扱規程に基づき、適正に取扱うこととされています。そして、取扱規程はひな形をアレンジして策定するのが一般的で実務的です。 しかし、取扱規程のひな形はマイナンバーの取扱方法を網羅的に一般的な表現で規定したものであり、個別具体的な実務に対応したものではありません。よって個別で具体的な実務に対応するためには、取扱規程をマニュアルに落とし込む必要があります。 マニュアルは日常的なルーティンワークを正確かつ速やかに行うため、個別の取扱方法に関して具体的な表現で規定したものです。つまり、「誰が」「いつ」「何を」「どこで」「どうやって」事務を行うか明確にするのがマニュアルの役割です。 今回は、比較的小規模な事業者が作成すべき4つのマニュアルを提案し、それぞれの内容と規定のポイントを説明します。また、具体的なイメージを掴んでいただけるようにマ