一般用医薬品の通信販売規制についての検討会に参加した楽天の三木谷浩史社長(右から2人目)=24日午前、厚労省 厚生労働省は24日、インターネットなどによる一般用医薬品(大衆薬)の販売のあり方などを話し合う検討会の初会合を開き、薬の安全性の確保策などについて議論が交わされた。ネット販売の継続、規制をめぐって意見は分かれ、平行線をたどった。 検討会には、消費者の利便性損失を懸念して規制反対を訴えるネット業者の関係者や、薬の副作用リスクを危惧(きぐ)して「対面販売」を重視する販売禁止派の薬害患者団体関係者ら19人が参加。全国薬害被害者団体連絡協議会の増山ゆかりさん「薬の適正な扱い方を知らない人が多く、対面でないと安全性は担保できない」と強調。楽天の三木谷浩史社長は「本当に対面販売だけが、安全なのか。ネットでも安全面を確保できる。なんでネットだけいじめるんですか」と訴えた。 検討会では今後、薬局な