千葉市若葉区の採卵養鶏場で12日に鳥インフルエンザに感染して死んだ疑いのあるニワトリが見つかり、千葉県は13日、遺伝子検査の結果、高病原性(H5亜型)の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。養鶏場での感染はこの冬、関東では初めて。全国では23例目となる。 県畜産課によると、12日午後に同養鶏場の同一ケージ内でニワトリ2羽が突然死したことから、死がいの簡易検査を実施。高病原性鳥インフルエンザの疑いが確認されたため、中央家畜保健衛生所で同養鶏所の他の鶏についても遺伝子検査をしたところ、4羽から同ウイルスが検出された。 鳥インフルエンザが確認されたことで、県は養鶏場で飼養されているニワトリ3万5千羽の殺処分および消毒などを行い、半径10キロ以内の計24農場について異常がないか改めて確認するとしている。