『なんでも英語で言えちゃう本』(青木ゆか著、日本経済新聞出版社)は、2014年のベストセラー『ずるいえいご』の著者による最新刊。今回のテーマは著者が自ら講演したという「捨てる英語術」というメソッドだそうですが、はたしてそれはどんなものなのでしょうか? 「捨てる英語術」とは、英語にコンプレックスを持つ人のための、辞書に頼らずに「自分の力で伝える」ということを体系化したメソッドです。 英語にコンプレックスを抱く日本人は、英語を話すとき、「いつも知らない単語だらけ」という悩みを抱えています。このメソッドは、学校教育やこれまであたりまえとされてきた学習方法とは違い、「正解ありき」の教え方ではないことに特徴があります。(「はじめに 英語がペラペラな人たちだけが知っている秘密」より) いわば「引き出す」ことに重点を置き、「自分の力で言葉を紡ぎだすことによって自信をつける」という視点から生まれたもの。そ