国立新美術館の設計者である建築家・黒川紀章の主要作を回顧するとともに、現在取り組んでいる世界各国の最新プロジェクトを紹介し、ユニークな模型や映像を使い現代建築・都市の将来を展望しようとするものです。 黒川紀章はCIAM(近代建築国際会議)の崩壊以後、1959年に「機械の時代から生命の時代へ」の時代の転換を宣言し、1960年にはメタボリズムグループの運動に参加、以来約半世紀、一貫して生命の時代の建築・都市の研究、創造に挑戦してきました。メタボリズム、共生、リサイクル、エコロジー、生態系、情報といった黒川紀章が1960年代から提起し続けているテーマは、現在世界が直面する大切なテーマとなっています。 関連イベント