NECが携帯電話事業の復活に狼煙(のろし)をあげた。 先頃行われた同社の携帯電話事業の方針説明会において、NECの大武章人取締役執行役員専務は、「Nのケータイの復活を目指す」と宣言し、2008年度の携帯電話の出荷計画を、前年度の480万台から、700万台へと大幅に増加させるとともに、2010年度には、1000万台の出荷規模に拡大させる方針を示した。 そして、「現在の国内シェアは9%と、2桁を切っている。これを2010年度には最低でも20%に引き上げる」と意気込む。 振り返れば、NECは、わずか3年前の2005年度には、年間1000万台以上の出荷規模を誇っていた。 「アナリストからは、せいぜい年間500万台程度だろうといわれるが、数年前には1000万台を越える出荷実績を誇っていたことを考えると、700万台、1000万台の事業ができる力がNECにはある。大きなチャレンジではなく、NECが力を発
日本の携帯電話産業は、非常に高度な進化を遂げながらも、海外で全く存在感を示すことができていないというのはご存じの通りだ。最近ではこれを特異な生態系を持つガラパゴス諸島になぞらえ、「ガラパゴス化」「ガラパゴスケータイ」と呼ぶことが多い。 ウィルコムが5月26日に都内で行った、新機種及び次世代PHSの発表において、同社の喜久川政樹社長は冒頭でこの「ガラパゴスケータイ」を用い、「我々はガラパゴスケータイを目指さない」と宣言した。これは国内の携帯電話事業者と同じ戦略をとらずに一線を画していくという意思表示の現れといえるが、ではウィルコムは何を目指して進化を遂げていこうと考えているのだろうか? おさいふケータイへの対応は「生活必需品」への進化 喜久川氏がウィルコムの目指す方向として示したのが、「生活密着型」「スマートフォン」「次世代へ繋がる端末」の3つである。 最初に示した「生活密着型」に関しては、
「携帯電話やスマートフォンを持っていれば,その場がオフィスになる」(NTTドコモの三木茂法人ビジネス戦略部長)──。その言葉の通り携帯電話は,パソコンにどんどん近付いている。フルブラウザ搭載端末を利用したり,パソコンとの親和性が高いWindows Mobileを使うことで,携帯電話をパソコン並みに業務に活用する事例がますます増えるだろう。 ただ携帯電話は,パソコンと比べてCPUパワーも劣れば,画面の表示サイズも限られている。単にパソコンと同じ機能を追加しただけでは,ノート・パソコンと同じような操作性は望むべくも無い。 そんな中,携帯電話の新たな進化の方向性として見えてきたのが,操作性の向上だ。携帯電話のサイズに合った形で,インターネット・サービスやアプリケーションの使い勝手を向上する試みが多数登場してきた。「iPhoneの登場によってユーザー・インタフェースの重要性が再認識されたことも一因
NTTドコモは8月末,Windows Mobile 6搭載スマートフォン「HT1100」と「F1100」を発表した。従来のWindows Mobile搭載スマートフォンとは異なり,フルキーボードを廃したコンパクトな本体が特徴である。ユニークなUIや内線端末機能など,これまで国内に登場した端末には見られない機能を備える。 Windows Mobile(WM)を搭載するスマートフォンに,従来機とは異なる特徴を備えた新端末が登場する。NTTドコモが2007年度第4四半期に発売予定の「HT1100」(台湾HTC製)と「F1100」(富士通製)である。どちらもキーボードはテンキーだけ。外観は普通の“携帯”である。今回短時間だが両端末の試作機をチェックできたので,その使用感を紹介する。 Windows Mobileらしくない外観 HT1100とF1100は,一見するとWM搭載スマートフォンには見えない
NTTドコモは8月30日、Windows Mobile 6を搭載したスマートフォン2機種を発表した。富士通製の「F1100」とHTC製の「HT1100」で、どちらも2.6インチの液晶画面を搭載したスライド式ケータイだ。テンキーを採用しており、携帯電話に近いキー操作が可能。待ち受けのメニュー画面も携帯電話に近いようなカスタマイズがされている。 注目したいのは、法人向けに注力してきたドコモが、ハイエンドなコンシューマユーザーをターゲットにしたという端末「HT1100」だ。「TouchFLO」と呼ばれる新ユーザーインターフェースを搭載。タッチパネルのディスプレイに指をのせ、指を上下にスライドさせることによりスタイラスを使わずにメニューの切り替えや呼び出しが可能だ。写真の閲覧では、指で画像を拡大したり回転させたりもできる。ブラウザやメール画面なども同様にスクロール操作が可能だ。 時刻や天気などを表
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