小中高校生を対象にした自立型ロボットの競技大会「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)」の国内決勝大会が8月31日、開かれた(写真1)。80チームが参加する中、この11月に開かれる国際大会に日本代表として出場する24チームを選抜した。WRO2008組織委員会・顧問の広瀬勇二氏(PFU顧問)は、「これからは組み込み系開発力の重要性がますます高まってくる。WROの活動は若手人材の育成に向けても重要だ」と大会の意義を説明する。 横浜市内の展示場「パシフィコ横浜」で開かれたのは、「WRO2008横浜大会」。レゴ社製のロボット「マインドストーム」を素材に、与えられたコースを速く、正確に走ることを競う。小・中・高校生のそれぞれが、児童2~3人に大人のコーチ1人からなるチームを結成し参加する。横浜大会には、全国22地区で開かれた地区大会を勝ち抜いてきた80チーム(小学生19チーム、中学生30チーム