気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本のモノづくりを語るときに、「いいモノを作れば売れる」といった論調がしばしばあります。ところが、いかに優れた製品を作ったとしても、それをお客に届けなければ作ったことにはなりません。お客に選んで買ってもらい、そして使って喜んでもらって、初めて「作る」ことの意味が出てくるのです。つまり、作ることと売ることは表裏一体の関係にあります。作って、売ってこそモノづくりなのです。 そもそも日本人は手先が器用でモノづくりが好きです。好きで上手だからこそ、モノづくりの方に議論がいってしまいがちです。事実、職人技の積み重ねが優れた製品を生み出し、メード・イン・ジャパンの名を世界に知らしめました。日本のモノづくりの質が一流なのは世界が認めるところでしょう。ところ