株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
![日経BP](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3952b572f5e24dfaf5fdd76cf67ccfdefb8da4d2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fbplogo%2Fog-logo.png)
小中学生の理数系の成績は国際調査で5位以内と優秀だが、「勉強は楽しい」は最下位レベル−。10日付で発表された「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS2007)で、こんなアンバランスな結果が出た。03年の前回より改善傾向はみられたが、特に中2でギャップが顕著。識者らは「授業方法に問題がある」と指摘し、子供の体験や発見を重視した指導が必要としている。 算数・数学で「勉強が楽しいか」という問いに「強くそう思う」と回答したのは小4で34%で、36カ国・地域中32位。中2ではわずか9%で、48カ国・地域中46位と低迷した。「そう思う」を合わせた肯定的な回答は小4で7割に達するが、中2では4割にまで落ち込む。 「数学を勉強すると日常生活に役立つ」に「そう思う」とした中2は71%(国際平均90%)で47位。それでも03年よりは8ポイント向上していた。 算数・数学教育に詳しい筑波大の坪田耕三教授は、好成
前回は、過剰さが生み出す「ココロの満腹感」について書きましたが、本音ではそれはどうなんだろうな、と危機感を抱いています。もし、「減らす」ことで喜びが得られたら、満足感を味わえたら、経済がうまく回ったとしたら。まったく逆のことですが、成功すれば、人類史上の大転換になるかもしれません。 そんなことを夢想しつつも、人間の欲望はさらなる欲望を生む。刺激を与えられれば、さらなる刺激が欲しくなる。情報はガン細胞のように増殖を続け、人間の感度は低下するばかり。過剰なモノは、人間から考えることを奪っていく。どれが本当の喜びか分からなくなってしまいました。 とはいえ、人類の根本願望は、「増やす」こと。民族学者折口信夫は、「冬(ふゆ)」という言葉は、「ふえる」「ふやす」という古代語の生き残りだと言っています。みなさんもご存じの通り、冬の祭りには「鬼」の姿を現すものが多い。それは、冬の間に精霊の増殖を行うための
11月10日に放送されたNHKスペシャル「デジタルネイティブ〜次代を変える若者たち〜」がネット上で大きな話題になっています。 “デジタルネイティブ”とは2006年、米ガートナーが定義した概念で、2006年時点の16歳以下で、生まれた時、物心がついた時にはインターネットが存在していた世代のことです。 グーグルで“デジタルネイティブ”のワードでブログ検索すると1万件以上ヒットしました。 インターネットが一般の家庭に普及するようになって10余年。子どものころから、インターネットを「水」や「空気」のように使いこなしてきた「デジタルネイティブ」とも言うべき若者たちが登場している。「13歳でインターネットを駆使して起業し全米中の注目を集める少年」「ネット上に200カ国の若者が参加する“国際機関”を作り出した若者」「仮想空間で仕事を請け負って月に5000ドルを稼ぐ高校生」…。 デジタルネイティブは、「自
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー)を書かれた、大阪府立大学人間社会学部教授の森岡正博さんと、「ダ・ヴィンチ」11月号で対談させていただいた。男性向けの「モテ指南本」「恋愛本」はたくさんあるが、この『草食系男子の恋愛学』ほど真実に迫り、実用的な本はほかにない。女性が読んでも気持ちがいい、唯一の男性向け恋愛本である。 この本が出た時、「これこそ、婚活中の男性にぜひ読んでほしい」と思った。 普通、男性向けの「モテ本」とは「いかに多くの女性を獲得するか」のために書かれているものだ。しかし本書は「好きな女性に振り向いてもらう」ための本だ。多くの女性ではなく「ただ1人の好きな女性」がターゲットであることが、一番のミソなのだ。 しかも、男性への
第12回 太陽光発電のメリット(国家の場合) 株式会社 発電マン 代表取締役・岩堀 良弘 氏 太陽光発電システムは 「CO2削減」のためだけなのか? 近頃は毎日のように新聞に太陽光発電システムに関連する記事が載ります。もちろんそこには当然のように“地球温暖化防止に貢献する”とか“CO2を出さないクリーンな”という「枕詞」がついています。もちろん「クリーンなエネルギー」であることは間違いないのですが、地球温暖化防止のキャンペーンがブームのようになっていて、本来、日本が「太陽電池」の開発を始めた時の切羽詰った状況が忘れられている気がしてなりません。今回は日本における住宅用太陽光発電システムの開発物語を振り返りながら、温暖化抑制だけにとどまらない、国家として本来追求していたメリット、さらには日本の太陽光発電の現状とその問題点まで触れたいと思います。 1|2|3|4|5|次のページ
(前回「計算上は正しい。でもそうは見えない」から読む) ――今、東京にいるお金持ちは、例えば六本木ヒルズの上層階に住むという発想はあっても、青山墓地ぐらいの土地を買い占めて、そこを森にして小さい屋敷を建てて、あとはほったらかしの空き地にする、ということはしません。お金があるのだったら、いっそのこと、そっちを考えてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 養老 ロスチャイルドだな。ロスチャイルド家のばあさんが、イギリスに50ヘクタールの庭を持っていてね。そこでシフゾウ(注・四不像Elaphurus davidianus)というシカを飼っていたんですよ。シフゾウは原産地で絶滅しちゃって、清朝の庭だけで増えていたという伝説のシカでね。そいつを放して200頭になっていたというんだけど、面白いでしょう。そこにぜひ虫を取りに来なさい、と僕は許可をもらったんですよ。結局、行けなかったんですけどね。 で、
「第2次大戦後、想像力、軍事力、経済と金融の力…米国のパワーは揺るぎないものだった。だが『米国の世紀』は終わった」 10月、米保守系シンクタンク、「アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート」(AEI)で開かれたシンポジウム。カーネギーメロン大のアラン・メルツァー教授が披瀝(ひれき)した見解は参加者を驚かせた。 金融危機は今や、世界同時不況をももたらすかもしれない。その危機の源となった米国は自国の対処で手いっぱいで、他国のために資金を出す余裕などない。自国通貨の急落に悩むアイスランドが、最初に緊急融資を打診したのもロシアだった。欧州の戦後復興や、1980年代の中南米の通貨危機などで発揮された米国の主導権そのものが、危機に直面している。 レーガン政権の経済政策諮問会議に参画したメルツァー教授はこう語る。「自国の問題を解決できない国家が、世界のリーダーとして信頼を得ることなど不可能だ」と
民主党のバラク・オバマ上院議員が第44代アメリカ大統領に決定した。 衰退期に入ったアメリカが ”Change the world” とあらゆる社会集団の統合を掲げた理想主義的なタイプの若い大統領を選択したことはこの国の「復元力」を証示したと言えるだろう。 しぶとい国である。 なぜ、この国が8年にわたってジョージ・W・ブッシュのような人物を大統領に戴いていたのか、私にはよく理解ができなかったが、今にして思うと「オバマが大統領になる」ためには、「直前がブッシュ」という条件が必須のものであったかも知れない。 もし、8年前の大統領選でアル・ゴアが勝っていたら(実際に票数では勝っていたんだけど)、バラク・オバマに出番はなかっただろう。(最初「4年前」と書いたけれど、新聞を読んでいるうちに思い出した。ゴアは8年前で、4年前はケリーでしたね。ケリーさん、影薄い・・・) アメリカはテキサス「根付き」のカウ
(前回「『負ける建築』が『ともだおれ』できる都市を生む」から読む) ――都市計画というと鳥瞰的な視線になりがちです。が、虫を求めてアジア各地を回られている養老先生は、それこそ虫の目線で、民族間のメンタリティーの違いを感じられるのではないでしょうか。 養老 メンタリティーがどうの、というよりも、やっぱり香港とかマカオとかは、すごいですよ。基本的に全部、高層でしょう。本当の大金持ちにならなきゃ、普通の一軒家に住めない。あれは「人口圧力」そのもの。近ごろのマカオなんて、特にそういうふうに見える。 ――虫の視線どころではない、と。 隈 先日は「ホテルベネチアン」(ザ・ベネチアン・マカオ・リゾートホテル)がすごかったとおっしゃっていましたね。 養老 うん。あれはすごいよ。ラスベガスに本店というか、本家があって、ホテルの中がベネチアになっているんですよ。あそこの2階に、あっと驚く運河があってね。イタリ
金融危機に歯止めをかけるはずだった金融安定化法案が下院で否決され、ニューヨーク株式市場は「史上最大の下げ幅」を記録し、アメリカ発の金融危機が世界同時株安へと連鎖しようとしている。 そうですか。 法案が否決された理由は「高給取りの金融マンを救済するためになんでワシらの税金を投入せにゃならんの」という選挙民の感情に配慮したためだそうである。 11月に下院選挙があるので、ここで民意を逆撫でするような投票行動を取ると落選する可能性がある。だから、世界株安になろうと、世界各地の金融機関がばたばたつぶれようと、「オレの選挙」の方が優先という政治家心理が働いた結果だそうである。 もちろん、市場原理主義という大義名分もある。 生き残る企業と退場する企業はマーケットが選択する。政府がこれに介入すべきではない。 なにしろ、「マーケットは間違えない」という原則に従ってこれまでやってきたのである。 なるほど。 法
毎日新聞の次は『新潮45』。 総合雑誌の廃刊休刊相次ぐ中で苦戦中の『新潮45』も12月号からリニューアルするそうである。 野木正英さんが編集部に参加する。 野木さんは旧友故・竹信悦夫と高橋源一郎さんと灘の同期である。 このトライアングルがどんな過激で愉快な中学高校時代を過ごしていたのかについては源ちゃんと私の対談(『ワインコイン悦楽堂』)に詳しい。 そういうご縁があるので、竹信への供養もかねて、リニューアル『新潮45』に一臂の力を仮すことにしたのである。 野木さん、編集長の宮本さん、三重さん、そしていつもの足立さんが御影においでになる。 インタビューのお題は「呪いのコミュニケーション」。 話頭は転々で何を話したのかよく覚えていないのだけれど、その中で「知識がある」ということが今ほど無意味になった時代はないということを話した。 20年ほど前の学会では、学会発表のあとの質疑応答で「重箱の隅をつ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く