オープンソースの仮想化ソフトウェア分野に存在している2つの重大な隔たりを橋渡しするソフトウェアが登場した。 Linuxカーネルプログラミング界の有名人であるRusty Russell氏は、オープンソースの仮想化ソフトウェアとして定評のある「Xen」と、その競合として急成長してきている「KVM」のプロジェクトに関わっている開発者の作業の一部を統一するソフトウェアを発表した。 具体的には、Russell氏のソフトウェアはネットワーク機器や、ハードディスクのような「ブロックストレージ」機器との通信を取り扱う抽象的なレイヤを追加するものである。このレイヤは「仮想I/O」レイヤと呼ばれており、その呼び名はRussell氏が先週、メーリングリストへの投稿で発表した際に使ったものである。このレイヤによって、ハードウェアをサポートするためのプログラムの記述を、それぞれのプロジェクト向けに個別に行わなくとも
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