【コラム】ライトニングJava (67) Servletプログラミング(7) - リスナ、Webアプリケーションフレームワークへ | エンタープライズ | マイコミジャーナル
リスナ Servletでは、ServletContextおよびHttpSessionに対してリスナを追加できるようになっている。用意されているリスナインターフェースは次のとおり。 ServletContextListener - ServletContextを通じてWebアプリケーションのリクエスト処理開始時や終了時に処理を追加する ServletContextAttributeListener - ServletContextを通じてServletContextにおいて保持されている属性の変更をフックし処理を追加する HttpSessionListener - セッションの作成や無向をフックして処理を追加する HttpSessionAttributeListener - HttpSessionを通じてWebアプリケーションにおいて保持されている属性の変更をフックし処理を追加する Http
【コラム】ライトニングJava (66) Servletプログラミング(6) - フォワード、インクルード、リダイレクト | エンタープライズ | マイコミジャーナル
処理を別のURLへ遷移させる方法 Servletでは、サーブレット側から別のURLに処理を遷移させる方法として次の3つを提供している。 フォワードRequestDispatcher#forward インクルードRequestDispatcher#include リダイレクトHttpServletResponse#sendRedirect フォワード/インクルードはサーバ側で処理を遷移させる方法で、リクエスト内容が引き継がれるという特徴がある。つまり、HttpServletRequest経由で設定されるデータがそのまま引き継がれる。 「Servletプログラミング(4) - データスコープ、HTTPリクエスト/レスポンスヘッダ」でデータスコープについて説明したが、つまりHttpServletRequestデータスコープで動作するということである。 リダイレクトは指定したURLに処理を飛ばすだ
【コラム】ライトニングJava (65) Servletプログラミング(5) - フィルタ、連続したフィルタの適用 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
フィルタとは サーブレットでは特定のURLへのアクセスに対して、あらかじめ設定されたサーブレットが起動し、処理を実施し、出力結果をクライアントに返信するという流れをとる。Java Servlet API 2.3以降では、この「特定のURLへのアクセス」と「サーブレットにおける処理」の間に別の処理をはさむ仕組みが導入されている。これがフィルタである。 発想としては、サーブレットで処理する前に、別のサーブレットを使った処理をはさむというものだ。サーブレットで処理の本質的な部分を実装し、それ以外の本来の処理とはあまり関係がないもの、たとえばロギングやモニタリングなどの処理を、フィルタとして記述する。 もちろん認証処理やアクセス制御、パラメータの変更、データ形式の変換など、より重要な処理をフィルタで記述することもできる。しかし、できるからといって安易に採用するのは考えものだ。フィルタでそうした処理
【コラム】ライトニングJava (64) Servletプログラミング(4) - データスコープ、HTTPリクエスト/レスポンスヘッダ | エンタープライズ | マイコミジャーナル
データスコープ サーブレット間でデータを共有する場合、Servletには主に3つの方法が用意されている。このなかでもっともよく使われるのがHttpSessionインスタンスを使う方法、いわゆるセッションにデータを保持する方法だ。セッションを使ってサーブレット間でデータを共有する方法は【コラム】第61回 Servletプログラミング(1) - セッション制御で説明しているので、そちらを参照されたい。 HttpSession HttpServletRequest ServletContext このほかに、HttpServletRequestを使う方法とServletContextを使う方法がある。ServletContextを使う方法は前回Webアプリケーションの初期値を扱う説明で取り上げたように、WebアプリケーションからアクセスできるインスタンスであるServletContextにデータを
【コラム】ライトニングJava (63) Servletプログラミング(3) - Webアプリケーションの初期値、サーブレットの初期値 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
ServletはWebアプリケーションであるため、デスクトップアプリケーションのようにローカルディスクに設定ファイルを作成し状態を保存しておくといったことをしない。かわりというわけではないが、ServletではWEB-INF/web.xmlファイルに初期値を設定できるようになっている。 Webアプリケーションの初期値 ServletではWebアプリケーション内で共有できるを初期値を作成することができる。設定はWEB-INF/web.xmlファイルでおこなう。web-app要素の直下にcontext-param要素を作成し、そこで値と内容を設定する。たとえばリスト1.1のように記述する。リスト1.1の場合application-nameとしてsample applicationが、application-versionとして1.0.0が設定されたことになる。設定値をいくつも作成するにはリスト
【コラム】ライトニングJava (62) Servletプログラミング(2) - GET/POST、日本語の扱いについて | エンタープライズ | マイコミジャーナル
GETを処理 もっとも簡単にパラメータを渡す方法はGETを使う方法だ。URLに?からはじまる文字列が付随することがあるが、これがGETでパラメータとして処理される。 リスト1.1はGETで渡されてくるパラメータをHTMLに加工して出力するServletだ。HttpServletRequest#getParameterNames()でパラメータ一覧が取得できるから、ここから値一覧を取り出して、HttpServletRequest#getParameter(String)を使ってひとつひとつ値を取り出している。パラメータはHttpServletRequestから取得できると覚えておこう。 リスト1.1 ParamsServlet.java - GETで渡されるパラメータを表示するサーブレット import java.io.*; import java.util.*; import java
【コラム】ライトニングJava (61) Servletプログラミング(1) - セッション制御 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
これまでServletについて取り上げ、Webアプリケーションサーバの用意からWebアプリケーションの作成、デプロイの方法など基本的な内容を紹介した。あとしばらくの間はServletを用いたプログラミングについて説明する。基本的な内容なので、そもそも知っている方も多いとおもう。もう知っている方はおさらいのつもりで、まだ知らない方はいい機会なので、これを機に一通り仕組みを理解するつもりで読んでほしい。 Servletが提供している機能を俯瞰し、Servletを使って下位レベルから開発をした場合、なぜWebアプリケーションフレームワークが開発されるようになったのか、知識ではなく実感として理解できるはずだ。繰り返しおこなう似たようなコーディング、どうやっても欲しくなる似たような機能、そういったものを整理した結果がWebアプリケーションフレームワークにつながっている。 セッション ユーザがWebサ
【コラム】ライトニングJava (58) Servlet(2) - Webアプリケーションサーバ基礎(1)おさらい | エンタープライズ | マイコミジャーナル
Servlet APIを使って作成したプログラムは、ServletコンテナといわれるServletの実行環境にデプロイして実行する必要がある。通常ServletコンテナはWebアプリケーションサーバに実装されており、代表的な実装系としてApache Tomcatを挙げることができる。Webアプリケーションサーバの実装はApache Tomcat以外にもいくつかあるし、JBossなどApache Tomcatを活用したWebアプリケーションサーバもある。 Servletプログラミングをはじめるには、まずWebアプリケーションサーバをインストールし、サーバの起動停止方法、Webアプリケーションのデプロイ方法になれる必要がある。ここではApache Tomcatを使った方法を説明する。ResinやJettyなどほかのWebアプリケーションサーバを使ってもいい。 Webアプリケーションサーバ We
【コラム】ライトニングJava (57) Servlet(1) - Javaをネットワークプログラミング言語へと誘った技術 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
ベースとなっている技術を把握しておこう ソケットを使ってTCP/IP通信を実現する方法や、UDP/IP通信を実現する方法を紹介した。次にURLConnectionを使ってHTTP/HTTPS通信を実施する方法を示してきた。これらはJavaを使ったネットワークプログラミングとしては基本中の基本だ。ソケットやURLConnectionを使ったネットワークプログラミングは実施できるにこしたことはない。コアAPIを使ってっと少しだけプログラムすれば済むところを、ソケットやURLConnectionを知らないがために大仰なフレームワークを導入するのは避けたいところだ。 かといって、Webアプリケーションシステムを作成するにあたって、ソケットやURLConnectionを使う機会はあまりない。最低限でもServletだし、もはやServletを直接使う機会も少なくなってきている。簡単なものでもWick
1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く
