スーパーコンピュータの世界的な展示会「SC07」において、富士通と日立製作所が次世代のPCクラスタ戦略を明らかにした。両社とも、08年に米AMDのOpteronを搭載したHPC製品として投入する。 Opteronのクワッドコア版を採用。最大で4プロセサを搭載できるラック型のサーバーを1ノードとして提供するのが共通点だ。研究や学術の機関において、ラック型の需要が根強いことなどからブレード型ではなくラック型とした。 富士通はSC07の会場に試作ボードを展示しており、早ければ08年4月に出荷を開始する予定(写真)。ノード間は高速バス技術のインフィニバンドで接続して拡張する。日立は展示はないものの、08年3月までに投入する計画だ。