「機動戦士ガンダム」に登場する地球連邦軍の巨大秘密基地の工費はいくら? ―。準大手ゼネコンの前田建設工業は、アニメやテレビゲームに出てくる建築物の建設費用や工期を社員が大まじめに見積もり、結果をインターネットなどで公開するPR活動「ファンタジー営業部」を約2年ぶりに再開した。「技術や仕事の進め方を周知し、建設業の魅力を伝えたい」と張り切っている。 ファンタジー営業部は架空の部署で、技術系の中堅・若手社員約10人が見積もりを担当。2003年以降、「巨大ロボット『マジンガーZ』の格納庫は72億円」「『銀河鉄道999』で銀河超特急が地球から発進するのに使う高架橋は37億円」などと発表してきた。 検討内容が日本と韓国で本になったり、講演依頼が相次いで寄せられたりと注目を集めたが、担当社員の異動などで、07年末ごろから活動は事実上休止していた。 活動再開後の第1弾は、ガンダムで南米の巨大な地下