2020年3月17日のロンドンは人通りもまばら GEOFF PUGH / SHUTTERSTOCK (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC 新型コロナウイルスの影響で多くのアパレル企業が店舗を休業せざるを得ず、苦境に陥っている。大手コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニー(McKINSEY & CO.)が発表したリポート「危機的な状況下における北米アパレル業界の見通し(Perspectives for North America's Fashion Industry in a Time of Crisis)」によれば、この危機を乗り切るためには従業員を守り、手元資金を確保し、在庫を確認してサプライチェーンを見直し、デジタル化を推進し、消費者とのつながりを維持することが重要だという。以下にその詳細と、中長期的な展望を紹介する。 ・従業員を守る 事業を長期的に