いままでもロボットは、さまざまな形のものが考案されてきたが、実用化されたものといえば産業用ロボットと掃除ロボットくらいだともいえる。そんな中、ネットやモバイルの広がりを経て、いまコミュニケーションロボットが世界的に注目されている。それでは、いまロボットに求められるものは何だろうか? シャープが2016年5月に発売した「ロボホン」(モバイル型ロボット電話"RoBoHoN")の共同開発者、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役で、東京大学先端科学技術研究センター特任准教授の高橋智隆氏に、ロボホンについて、そしてロボットという製品の未来について聞いた。 お話を伺って感じたのは、まったく新しい製品を世の中に送り出すときの“戦略”がいかに重要か? それは、技術を磨きあげることだけではないということだ。「人類の夢」であるロボットを"製品"として形にしてきた数少ない人物のコメントは、おそらく多くのデジタル製品
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