農作業時のトイレの不便を解消するロンシール機器の農地用トイレ『アグリレット』。下水道のない場所でも簡易型水洗トイレを設置でき、排泄物は微生物で分解されるため、くみ取りは長期間不要。さらに、微生物分解で発生した水分は植栽の液肥になる――その画期的なシステムに、観光農園や果樹園の経営者が熱い視線を送っています。5年前、『アグリレット』を導入した観光イチゴ農園のオーナーに導入の経緯と使用感を伺いました。 下水道がない農園にトイレを設置 横浜市泉区の「ゆめが丘農園」は、2棟のビニールハウスに16,000株程のイチゴを栽培する市内で人気の観光イチゴ農園です。品種(べにほっぺ、あきひめ、おいCベリー、とちおとめ)の食べ比べが好評で、2011年の開園以来、順調に来客数を伸ばしています。 人が集まると必要となるのがトイレです。トイレの利用で提携していた近所の直売所が撤退したことを機に、農園オーナーの美濃口