ハッカソンは、基本的に技術者が中心のイベントだが、最近ではソフトやハードといったモノづくり人材にとどまらず、プロデューサやデザイナーなども幅広く参加し、ファッションや音楽まで、幅広いジャンルで開催されている。上野氏の試算によると、今年に入って国内で58件もハッカソンが開催されており、技術オリエンテッドなものから、子育てなど生活に密着したテーマを設定したものまで、幅広く開催されている状況だ。 「たとえばシャープでは、お掃除ロボット“COCOROBO”の非公開情報を参加者に公開し、新サービスの創出を狙う“CoCreation Jam”を開催することで、成功を収めている。またハッカソンそのものでなく、その検討プロセスに着目し、番組化しているテレビ局もあるぐらいだ。検討の場で繰り広げられる人間ドラマが面白いので映像化しているそうだ」 一方、海外に目を向けると、グローバルハッカソンの草分け的な存在と