失業中の電気工Theodoros Mavridis は、ギリシャのボロス(アテネの北方にある港町)で、「ローカル・オルターナティブ単位(TEM)」と呼ばれる地域通貨の共同創設者の1人であった。彼は、ボロスの露天市場で卵、ミルク、蜂蜜を買い、ユーロではなく、はじめてインフォーマルなバーター通貨で支払った。彼は、「私は興奮した。はじめて解放された気分だ」と語った。 ボロスのインフォーマル通貨(TEM)は、露天市場の卵やミルクなどと同時に、会話教室、ベビーシッター、コンピュータ修理、手作りの食事などといったサービスを交換できる。この場合地域経済を振興するために、割引がある。 TEMは、2010年からボロスではじまった連帯経済であった。最初は50人ではじまり、現在では400人で使われているオルターナティブな通貨である。これは、バーター取引、露天市場などで使われる。 危機下のギリシャではボロスのよう