アンドロイド研究の第一人者、大阪大学の石黒浩教授と『CATALYST』の監修を務める渡辺健太郎の対談を、前編・後編の2本立てでお送りする。 石黒教授は「アンドロイド」と呼ばれる人間酷似型ロボットを研究し、これまでに何十体も生み出してきた。そして、自分のアンドロイドとの共生の実践者でもある。 前編では「双子」を意味するアンドロイド「ジェミノイド」との共生を通して垣間見る、人間のアイデンティティの形成について議論した。後編では、社会的な認知によって人間の記憶は形成され、経験は共有されるという観点から、アンドロイドと人間が共生するためのヒントを探っていく。 生涯のパートナーとしてアンドロイドを選ぶこともあり得る 渡辺健太郎(以下、渡辺):石黒先生がスタッフをオーストリアに派遣し、その方が他人とのコミュニケーションがなかなか取れない状況下で、先生のアンドロイドと会話をさせたらすごく喜ばれたそうです
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