地熱発電は、地熱で熱された熱水や蒸気を利用してタービンを回して発電するのが基本です。 発電方式は熱水の温度帯や、蒸気を取得する手段(自然のもの、人工的に作り出したものなど)、地下深度などによって定義されているというのが管理人の理解です。 1.蒸気フラッシュ発電 現在、日本で稼働している地熱発電所は、ほぼ全てこれ。自然に作り出された蒸気を利用しています。 出典:東北発電工業(株)Webサイト 2.バイナリーサイクル発電 ペンタンやアンモニアなど水よりも沸点の低い媒体へ、熱水の熱を熱交換し、この媒体の蒸気でタービンを回転させる方法。通常ならば蒸気化が難しい低温の熱源でもエネルギーとして利用できるため、世界的に需要が高まっている方式です。ただし出力は蒸気フラッシュ発電に劣ります。 出典:資源エネルギー庁 3.カリーナサイクル発電 バイナリーサイクル発電の一種です。53〜150℃の熱水を利用します