関西電力子会社の関電システムソリューションズ(大阪市)がスマートフォンと通信ロボットを使った高齢者の生活見守り支援システムを開発し、平成29年度から自治体向けに販売を始めることが18日、分かった。日々の歩数や部屋の出入りなどの様子を離れて暮らす家族らに知らせ、健康状態や暮らしぶりが把握できるようにする仕組み。独り暮らしの高齢者が多い過疎地域を中心に需要が高まると判断した。 同社は7月から、奈良県の山間部に位置する五條市、御所(ごせ)市、下市町、東吉野村の4自治体で順次、実証実験を行ってきた。 独り暮らしをしている65〜85歳の高齢者に対し、専用のアプリを入れたスマホと小型の通信ロボット(全長約20センチ)を貸与。アプリに備わった歩数計の情報を遠隔地の家族や自治体で働く保健師らに知らせるほか、通信ロボが屋内のドアに付けたセンサーと連動し、部屋を出入りする様子を伝える。 これまでの実証実験で、