中国・北京市の知的財産当局は、米アップルが中国の端末メーカーのデザイン特許を侵害しているとして、同市での最新型「iPhone(アイフォーン)」の販売停止を命じた。アップルにとって中国は最重要市場の一つ。 北京の知的財産当局は、「iPhone6」と「6プラス」は深圳の企業、佰利公司の端末「100C」に類似しており、同社の特許を侵害していると指摘。一方アップルはこの判断に異議を申し立てたとし、手続きを進めている間、アイフォーン6などの販売を継続すると説明した。 アップルの広報担当、クリスティン・ユゲ氏は「アイフォーン6、6プラス、6s、6sプラス、SEのモデル全て、17日に中国での販売が可能な状態だ」とし、「当社は北京の知的財産当局から5月に出された行政命令に異議を申し立てた。それにより現在、北京の知的財産裁判所が再審議しており、行政命令は保留となっている」と説明した。