カリフォルニア州Palo Altoのベンチャー企業、ショップキック(Shopkick)社が提供するサービスはユニークだ。位置情報を利用して、レストランや小売店の来店客のスマートフォンに割引クーポンを届けるというサービスだが、ロケーションの検出は「自動」で行うのだ。 ▼Shopkickウェブサイト 利用者(買い物客)は無料のiPhoneアプリをダウンロードし、そのアプリを起動したまま店舗に入る。すると、店舗側はショップキックの用意した機器で、「信号」を検出し、利用者の入店を自動で察知して、利用者に「見返り」という意味のキックバック(kickback)に引っ掛けた名前の「キックバック(kickbuck)」を与えるという(「buck」には「ドル」とか「お金」という意味がある)。 同社は2009年6月設立と創業間もないベンチャーだが、KPCB(Kleiner Perkins Caufield &