前回掲載した「高感度画質で選ぶなら外せない、裏面照射型CMOSデジカメの底力」では、裏面照射型CMOSセンサーの仕組みや搭載機種、従来タイプと比べてのメリットなどについて紹介した。今回は、裏面照射型の効果がもっとも期待される夕方や夜間などの暗いシーンで実写し、高感度撮影時の実力を検証してみたい。 ISO感度を変えて撮影し、高感度ノイズとノイズ除去処理の違いを比較 まず、通常タイプのCMOSセンサーと裏面照射型CMOSセンサーでどれぐらい画質の違いがあるのかを比べた。利用したのは、リコーの「CX2」と「CX3」だ。同一シリーズの新旧モデルであり、違いは撮像素子ぐらいでレンズや画像処理エンジンなどのハードウエアはほぼ同等だ。撮像素子の違いによる画質の違いが分かりやすいはずだ。 撮像素子は、CX2が1/2.3型の表面照射型CMOSセンサー(有効929万画素)、CX3が1/2.3型の裏面照射型CM