照れずに売り込め! 塩野:棚橋選手は無名だった時代、有名になるためにどんなことを心掛けていたんですか。プロレスのトレーニングはもちろんですけど、その他に。 棚橋:自分の名前を売るには、いろんな人とコミュニケーションをとる能力が大事だと思います。何かで自分のことを知ってくれた人が、ふとしたときに助け舟を出してくれたり、「オレ、あいつ知ってるよ。応援してみようか」と思ってくれる。だからいかに自分を売り込めるか。特に売り込みという作業をしなくても、積極的にあいさつするだけで、「あの元気のいいやつ誰だ?」ということになる。 できれば初めて会った方とは、あいさつだけで済ませるのではなくて、一歩踏み込んで、何かちょっと話をするといいですね。僕は新幹線の岡山駅で水道橋博士さんに偶然お会いしたことがあります。もともとプロレス好きな方だと聞いていたので、「初めまして、新日本プロレスの棚橋です」といきなりあい
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