山口県周南市金峰(みたけ)で5人の遺体が見つかった連続殺人・放火事件で、県警は26日、殺人と非現住建造物等放火容疑で自宅を捜索して行方を追っていた職業不詳の男(63)の身柄を確保した。 男は周辺住民とのトラブルなどから集落で孤立していたといい、県警は連続殺人・放火事件について事情を知っている可能性があるとみて調べている。 県警によると、男は21日夜、全焼した焼け跡から遺体で見つかった山本ミヤ子さん(79)方の隣に住んでいた。自宅窓には数年前から「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と放火をほのめかすような文言を書いた貼り紙をしており、山本さんは生前、「隣に住むのが怖い」と知人に話していた。 山本さん方から約60メートル離れた貞森誠さん(71)方も、ほぼ同時刻の午後9時頃に出火し、焼け跡から貞森さんと妻の喜代子さん(72)の遺体が見つかった。 さらに、翌22日午前11時半~正午頃、同じ集落に住む河