朝日新聞デジタル：街おこし、プロレスが起爆剤 新潟・魚沼市とタッグ - 社会農家に教えてもらいながら、稲刈りをするプロレスラー真壁刀義選手（左）＝魚沼市岡新田プロレスの試合が魚沼市で毎年開かれるようになった＝２０１１年１０月、市提供 【服部誠一】新潟県魚沼市がプロレスの力で街を盛り上げようとしている。興行試合の復活、レスラーによる稲刈りや学校訪問。リング外でも交流を深めて５年目になった。 秋晴れの１３日。穂がすっかり実った魚沼市岡新田の田んぼで、ＩＷＧＰヘビー級元王者の真壁刀義選手（４０）＝新日本プロレス＝がチェーンを首に巻き、鎌を手にしていた。地元農家の荒井俊幸さん（６２）から手刈りの仕方を教わるためで、市外である興行試合の合間に立ち寄った。 「刈った稲は束ねる。引っ張って縛ればいいから」。荒井さんの言葉に、身長１８１センチ、体重１１０キロの「キングコング」の異名をもつ真壁選手は「はい」と応じるが、なかなかうまく進まない。１日に丼飯６杯を平らげ、コメは頑丈
