携帯電話の番号ポータビリティ(MNP ナンバーポータビリティ)は来年11月1日スタート予定。ユーザーから見ると、電話番号を他社に移すだけの単純作業に見えますが、電話会社からすると少々厄介な問題があります。 今までなら番号の割り当ては会社ごとに決まっていました。たとえば「090-45以下ならNTTドコモ」というように、番号のグループごとに電話会社が決められていたので、そのルールに従って回線を接続したので単純明快でした。 しかし番号ポータビリティが始まると、そうはいきません。番号1つごとに電話会社が異なるため、その度に「これはどこの電話会社だ?」という作業が必要になるからです。電話回線の接続はとても複雑で、NTTだけでなく第二電電と呼ばれていた電話会社、IP電話会社、携帯電話・PHS会社がそれぞれ接続して回線をつなげています。複雑に接続されているため、一定のルールがないと他社への接続ができない
![ITジャーナリスト三上洋 事務所 » 番号ポータビリティの技術「転送方式」と「リダイレクション方式」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/597386f3983abcef95d6e2c2fb89a549aad56e22/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.sv15.com%2Fwp-content%2Ftensou.jpg)