◆思い切って言ってしまおう。冷たい刺身に熱々の白飯という組み合わせはいかがなものだろうか。いわゆる刺身定食だ。あれは、あれでいいのだろうか。あれで刺身定食は完成なのだろうか。 ◆どう考えても刺身には酢飯の方が合う。でも定食屋で酢飯を作るのはちょっと手間がかかりすぎる。だから妥協案として仕方なく白飯にしているように思える。これは刺身が悪いわけでもホカホカの白飯が悪いわけでもない。美男美女のカップル、なのになぜかしっくりこない。 ◆この際だから言ってしまうが、とんかつに白飯という組み合わせもどうなのか。とんかつの潜在能力を白米が十分に生かし切れていないような気がする。ああもうわかった、白状する。俺は鶏のから揚げに白米も微妙だと思っている。からあげ弁当を食べるたびに「何か」に妥協しながら食べているのだ。 ◆あんたはこう言うだろう「お前は米が嫌いなのか?」と。馬鹿を言っちゃいけない。白米が嫌いな日