東京・墨田でピッグスキンを中心に鞣し(なめし)加工を行う山口産業株式会社が、新たな挑戦を始めるとお聞きして、7月8日のテキスタイルネット展特別セミナーに登壇いただく、山口産業株式会社の山口明宏専務取締役に「MATGI プロジェクト」の内容と今後のビジョンについて取材いたしました。 同社は、これまで培った鞣しの技術とノウハウを活かし、捨てられることの多い獣皮を皮革素材にして、産地に還す「MATGI プロジェクト」を行ってきました。そして今、その取り組みを産地とその土地のタンナー(皮革製造業者)を結び付けることで全国へと広げ、産地の独自ブランド育成までの一貫体制を整えつつあります。 ①鞣しのプロとして、まだ活かせる獣皮を、利用可能な革へ MATGI プロジェクトとは シカやイノシシの獣皮を有効資源化し、産地活性に繋げる事業が「MATAGIプロジェクト」です。獣皮活用をサポートするNPO・学校・