木立の間から覗く陽光に目を細め、夏の薫りに包まれながら1万坪の広大な自然林に佇む温泉宿を訪れた。母屋を中心に敷地内には全18室の離れがゆとりを持って建ち並び、木造ならではの木の香りが溢れている。敷地を巡る散歩道や宿の至るところで小鳥やリスなどが愛らしい姿を見せる。木々を渡る風や小鳥のさえずりに耳を澄ませたり、気持ちの良い空気とともに朝の散歩を愉しんだり、輝く星空を眺めたり...。あるがままの自然をたっぷりと愉しめるだろう。蔵王の四季に肌で触れ、安らぎや心の豊かさを感じることのできる「くつろぎの宿」だ。 自然林の中に点在する、それぞれ趣異なる4つの貸切露天風呂。木々の隙間から木漏れ日が降り注ぐ午後の光の中で、そして星空を愛でながらと湯めぐりを愉しみたい。周りに見えるのは空と木立だけ。そんな大自然の中で、涼やかな風とともに源泉掛け流しの湯と戯れるひと時を。