今発売されている『日本の論点2007』(テーマ 変質する社会)(文藝春秋編)に岡田尊司氏が論考を寄せているんですが、取り上げます。 いっぱい書いてあるけど、論考の主旨はこうである。 「若者にわけわからない犯罪が頻発している、それも親殺しである。昔もあったが、昔のそういう犯罪は親に対する被害妄想を操られた体験(精神医学では作為体験)から殺害にいたるケースで、昨今目立った多いのは、別に精神病状態にもない若者が些細なことに腹を立て、親を惨殺するといったケースである。その理由は幼い頃からどっぷりつかった情報環境である」 ちなみに「去る2000年前」ってことでローマ皇帝ネロと母親アグリッピナの逸話を挿入されていました。「皇帝ネロと母アグリッピナの話は決してローマの話では終わらない」だそうで、それなら、なんで最終的に現代の高度情報社会のせいに話が飛ぶのかぜんぜんっわかんないですけど・・。2000年前っ