2015年01月11日10:49 新聞から カテゴリあたしの考え人権 wawabubu Comment(2) 毎日新聞の日曜版に毎週掲載される「今週の本棚」を、あたしは楽しみにしている。 なかなか本を読む時間を取れない自分は、こういった書評欄を重宝に思うのだ。 「バカになったか、日本人」は橋本治のエッセイ集であり、中島京子(作家)が評している。 橋本氏は「桃尻語訳シリーズ」でおなじみの作家ですね。 日本人は、安保やら、公害やら、震災やらで市民運動が雨後の筍のように興るけれども、すぐに衰退する。 「衰退してもかまわなかった」と言います。 それは「日本がどんどん豊かになって行ったから」 「生活が大丈夫だから、政治なんかどうでもいいになってしまった。景気の良さが市民の芽をつぶした。結果、日本には市民は育たなかった」 「ゆえに、市民のための政党は生まれず、いつしか市民という言葉も古臭く響くようにな
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