現在では、ロマン派音楽の頃に多かったオーケストラ編成が「標準的な編成」とされている。古典的な作品の演奏ではこれよりも若干小規模となり、それに対し近代的な作品の演奏ではより大規模なオーケストラとなる場合がある。これらの編成は、主要な管楽器の員数によって二管編成、三管編成、四管編成などと呼ぶ。団体としてのオーケストラの構成員の数は様々なので、団体と作品によっては通常の団員に加えて臨時参加の奏者を加えて演奏することもある。 →#編成 なお、演奏の質が高く評価されているオーケストラは主にプロフェッショナルのオーケストラであるが(→#評価)、それ以外にアマチュア・オーケストラも存在している。 「Orchestra」は、古代ギリシアのギリシャ語のオルケーストラ(ορχηστρα)に由来する[2]。これは舞台と観客席の間の半円形のスペースを指しており[2]、(そこにコロス(合唱隊。[注釈 1])が配置さ