折り紙を使った角の3等分について 定規とコンパスのみを用いて任意の角の3等分はできないが、折り紙を用いると、0度から 90度の任意の角の3等分は可能であることが知られている。 但し、折り紙とは、一辺の長さが10cmの正方形とする。 (1) 折り紙を適当に折って、任意の角を作る。 (2) 同じ間隔で2回折り、折り目をつける。 (3) AがPC上A’、CがBE上C’になるように折り、折り目をつける。 (4) A’C’の中点B’に関して、A’B’とC’B’が重なるように折ると、その折り目はCを通る。 (5) (4)において、CB’、CC’が角の3等分を与えている。 ((2)と(3)が、角の3等分のポイントである。) (参考文献:1991年度神奈川県数学講座 「かたちを科学する」 講師 高木隆司(東京農工大))