夜中、突然に風呂の電球が切れたので、コンビニまで買いにいった。行ってから気づいたのだけれど、ちゃんと品番を控えていない。 家に調べに帰るのはめんどうだなと思っていると、横で同じように並んでいる電球を目の前に思案している、濡れた髪を乾かしたばかりの匂いのする、けっこうかわいい女の子がいた。 なんとなく目があって、気まずいし、誰にたいしてなのかよくわからない恥ずかしい気持ちになるので、普段ならなにも言わずにコンビニの島を一周するんだけれど、 思わず話しかけた。 「ワンルームのお風呂の電球って、ごく普通の丸いヤツなんですけどどれですか」 自分の口から出て行く言葉を喉の奥から手を出して引っ込めることができたらいいのになとおもうような なんでもない言葉が出てきたんだけれども、その女の子は、話しかけられたことに驚いた様子もなにもなく、 すごく自然に笑ってくれた 「私はお風呂に入っている途中に急にパチン
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