現代の不動産業界はもはや物件だけで勝負する時代ではなくなってきている。消費者のニーズを把握し、これからは「サービス」で勝負する時なのだ。現に異業種から不動産業界へ参入してきている企業も増加し、従来では考えられなかった「敷金・礼金・仲介手数料ゼロ」でサービスを運営している企業もあるくらいだ。現代に合ったサービスを提供すべきだと感じている不動産会社は少なくないが、実際にどのように行動すれば良いのかを理解しているかどうかは不明である。今こそ不動産業界の改革時期が来たのではないだろうか。 業界の改革としてまずはじめに宅地建物取引主任者が「宅地建物取引士(以下「宅建士」という。)」に名称が変更され、さらなる不動産取引の重要性が伺えられる。 もしかすると今後の不動産取引は宅建士のみが交渉できるといった厳しい事になる可能性は否定できない。もっと言えば、アメリカの不動産業に習って、営業職のフル・コミッショ