以前からマレーシアの不動産市況は加熱していたが、移住をする人も含めてほとんどがクアランプールの不動産を購入している。しかし、今もっとも投資家が熱視線を送っている地域となるのがシンガポールに面した最高のロケーションでもある「ジョホールバル」なのだ。 マレーシア第二の都市ジョホールバルを中心とした周辺地区は、シンガポールとマレーシア両国の合同開発プロジェクト「イスカンダル計画(2006年~2025年)」が着々と進行していることで注目度が高いエリアと言える。 イスカンダル計画とは、2006年にマレーシア政府による経済開発戦略の一環として開始されたプロジェクトで、スタートからの総投資額10兆円計画は順調に進んでおり、ジョホールバルの端から端を結ぶ高速道路の完成を筆頭に、確実にインフラが整ってきている。例を挙げるなら香港(HongKong)と深川(Shenzhen)のような補完関係を、シンガポールと