新宿エリアは品川、渋谷とともに2012年に国の「特定都市再生緊急整備地域」に指定された。容積率や高さ制限が緩和されるため、自由度の高い都市計画を構築することができる。 一方、新宿駅西口の再開発は記載されていないものの、小田急のスバルビル取得をきっかけに、再開発の可能性が取り沙汰されてきた。実際、小田急が毎年発表している経営概況資料を見ると、2011年の時点では「スバルビル買収で賃貸事業を拡充する」という内容だったが、2012年には「将来の大規模投資への備え」「新宿西口再開発等」という表現が見られるようになった。 そのため、小田急の新宿西口再開発に期待を寄せる声は大きい。なぜなら、新宿駅西口はその先にある超高層ビル街の玄関口だからだ。それだけに、魅力ある新宿にするための整備を行うことは極めて重要なポイントとなるだろう。 以前、『新宿駅周辺地区の再開発が相次ぎ「東京全体の魅力が倍増」すると話題