山手線沿線の中でも大規模な再開発が続いていた「大崎駅周辺エリア」が今、集大成の時期を迎えている。 2012年4月から東五反田地区の約29ヘクタールの再開発として、7棟のビルの新築工事を進めてきた三井不動産が2015年5月20日、「パークシティ大崎」のメディア向け完成披露説明会を行った。 かつては山手線の中でも品川駅と五反田駅に挟まれ、存在感が大きいとはいえなかった大崎駅周辺エリアは、京浜工業地帯の発祥地であり、工場が立ち並ぶマイナーな地域だった。 しかし、約30年前から始まっていた再開発によって、いまや100mをも超える高層のビルが林立し、ソニーなど大企業が集積する魅力的なエリアとなっている。 先述した東五反田地区開発の集大成となるパークシティ大崎の開発が進んだ背景には、「住・商・業・工」の4つの要素が絶妙なバランスで融合したことがある。今回完成した7棟は2棟の業務・商業棟、2棟の住宅棟、