本稿では、「帳票」の常識を説明し、Javaで書かれたオープンソースの帳票作成ソフト、JasperReportsとiReportの使い方を紹介します。ソフトウェアを実際に使うことで、帳票というものを体感して身に付けることを目指しています。 日本人なら知っておきたい「帳票」の常識 帳票とは、以下の記事にもあるとおり、基は会計情報を記録するための紙を意味する用語だったようです。 しかしながら、コンピュータで出力する「帳票」は会計に限定したものではなく、発注書や納品書、請求書、そのほかさまざまな報告書、申請書などをすべて「帳票」と表現しています。 業務アプリケーションでは、帳票の出力はほぼ必須といっていいほどになってきます。そのため、多くの会社が帳票生成のライブラリなどを販売しています。 商用の帳票生成ツールで、有名なソフトウェアとしては、Visual Studio 2008 Profession
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