マイナンバーカードを使ったキャッシュレス決済のポイント還元「マイナポイント事業」が9月1日から始まる。だが、昨年10月から6月まで実施された第1弾の「キャッシュレスポイント還元事業」に比べ、盛り上がりにかけている。キャッシュレス決済の9割を占め、業界の雄とされるクレジットカード会社の多くが不参加を表明したためだ。背景には政府の一連のキャッシュレス施策で、カード会社との間に溝が生じているとの指摘がある。 マイナポイント事業は、マイナンバーカードとキャッシュレス決済の普及を同時に狙った取り組み。クレジットカードや電子マネーなどから決済手段を1つ選びマイナンバーカードに登録、チャージか決済をすることでポイント還元が受けられる仕組みだ。 「国が相手なので表立っては言わないが、クレジットカード会社の多くは憤慨している」。カード業界のある関係者はそう証言する。昨年10月に始まったキャッシュレス還元事業
![【経済インサイド】マイナポイント、クレカ会社が不参加表明 背景に政府との溝(1/3ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cfc8c4e54e4dea502de3bdfbf78eae1cadc80bd4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FtUUPr-gpAKXgShBqKMgsKn8cFVk%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FJVWGMW3SHFJ5HLCCPEYZVZRTTY.jpg)