スウェーデンのベンチャー企業が自家用の「空飛ぶクルマ」の開発に成功し、市販を開始した。電動モーターで動く1人乗りの電動垂直離着陸機「eVTOL(イーブイトール)」で、価格は9万2000ドル(約1058万円)と高額ながら既に100台以上が売れているという。超軽量のため米国では操縦免許が不要で、開発企業は「空中通勤への第一歩になる」とPRしている。 原点は「スター・ウォーズ」市販が始まったのは、スウェーデンの「ジェットソン・エアロ」社が開発した「ジェットソン・ワン」。1人乗りの空飛ぶクルマが米SF映画「スター・ウォーズ」の「スピーダー・バイク」さながらに荒れ地を飛行するプロモーションビデオを昨年10月下旬にユーチューブで公開すると、わずか4週間で1200万回以上の再生回数を記録した。