「小康社会」達成キャンペーン 中国で、東京オリンピックが、異様な盛り上がりを見せている。毎日早朝から深夜まで、テレビやネットで中国選手の活躍を報じているのだ。 8月1日晩に、男子100m準決勝で9秒83のアジアレコードを叩き出した蘇炳添が決勝の舞台に立った時は、14億中国人がテレビの前に釘付けになった。結局、9秒98の6位に終わったものの、興奮冷めやらぬ状況である。 8月2日夕方現在で、中国の金メダル数は28個でトップ。アメリカの20個、日本の17個を上回っている。 中国にとっては、半年後に控えた北京冬季オリンピック・パラリンピックの前哨戦という意味合いもある。777人という超特大の代表団を、東京に送り込んでいるが、ここには「主役」の選手たちだけでなく、「コロナ禍のオリンピック」を東京がどうやって開催しているかを探る「偵察部隊」も含まれている。 そんな中国では、「『小康社会』達成キャンペー
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