2010年12月某日、都議会ではソフトウェアのソースコードを規制する条例案を可決した。 条例の内容は、可読性やメンテナンス性の悪いコードを不当に賛美あるいは誇張する書物を規制するもので、ソフトウェア工学を学んでいる学生の目に触れないようにすることを目的としたものである。条例が運用段階に入ると、都内の大学生協の書籍売場からはそういった書籍が姿を消す可能性が高い。また都議会では、今後都に対して納入されるシステムについてもソースコードを厳しく監視し、可読性やメンテナンス性に著しく劣ると判断されたコードは検収を上げないとも述べている。 これに対し、都内のギークたちが一斉に反発。「可読性」「メンテナンス性」「不当に賛美」といった指標は判断基準が明確でなく、解釈次第で規制の対象がどこまでも広げられるというのがその理由だ。 一方で、条例には賛同する声もある。都内のとあるSEは「ひどい連中は誰にも引き継げ