甲状腺の病気の特徴について 甲状腺の病気には、甲状腺の「働き」の変化と「形」の変化という2つの特徴があります。病気によってその両方の変化が現れたり、あるいはどちらか一方だけが現れたりします。 甲状腺の「働き」の変化 甲状腺ホルモンをつくる働きが異常を起こし、甲状腺ホルモンが過剰になったり不足したりするもので「甲状腺機能の異常」といいます。 【 甲状腺中毒症 】 甲状腺ホルモンが過剰に作られ、血中濃度が増えると全身の代謝が過度に高まります。 甲状腺機能亢進症と、破壊性甲状腺炎に大きく分類されます。 【 甲状腺機能低下症 】 甲状腺ホルモンが作られる量が減ると全身の代謝が低下します。 甲状腺の「形」の変化 甲状腺がはれたりしこりができたりして形態的に変化するものです。このはれを「甲状腺腫」といいます。 【 びまん性甲状腺腫 】 甲状腺全体がそのままの形で大きくなったもの