この記事は Akatsuki Advent Calendar 2016 の15日目です。 はじめに 今やログ収集ソフトウェアのデファクトスタンダードとなったFluentdですが、オートスケール環境においては思わぬログの重複や欠損が発生する可能性があります。今回は私の所属するプロジェクトで行ったログ重複・欠損対策について紹介したいと思います。 前提 今回前提とするシステムは下図のような構成になっています。 ELB配下にオートスケーリンググループに属するEC2インスタンスのアプリサーバが複数台あり、各インスタンス上では Rails と Fluentd (sender) が動作しています。各アプリサーバから出力されたログは Fluentd (aggregator) により集約され、最終的に DB に保存されます。 Fluentd を利用したログ収集の構成としては一般的なものかと思います。 (バッ