今回スタートした本連載では、BtoB領域でのソーシャルメディアの活用について考えていこうと思います。 「ソーシャルメディアマーケティング」という言葉を聞いたとき、多くの場合BtoC領域のものと考えてしまいがちです。しかし筆者は、ソーシャルメディアはBtoB領域でこそビジネスに貢献できる余地が大きく、これから重要になっていくと考えています。 SNSは個人同士の絆を維持し、強められるツールです。BtoBは企業間での取り引きではありますが、顧客開発・顧客育成や獲得といったプロセスでは、クライアントの担当者と営業担当者との信頼関係が決定を左右する大きな要素となります。つまり信頼を積み上げていくうえでソーシャルメディアは有効になる可能性を備えているのです。 BtoBでソーシャルメディアマーケティングを実施した場合、数字で見える効果はBtoCに比べかなり低い水準となるでしょう。しかし、そもそも量を重視