フィギュアスケート男子は14日(日本時間15日未明)、フリーを行い、前日のショートプログラム(SP)で1位に立っていた羽生結弦(ANA)が280・09点を挙げて金メダルを獲得した。フィギュアスケートの日本人の金メダルはトリノ五輪の荒川静香に続く2人目で、男子としては初めて。今大会の日本チーム初の金メダルとなった。 羽生は冒頭の4回転で転倒するなど、緊張がみられたが、高い加点が与えられる後半のジャンプを着実に決めて得点を伸ばした。 ライバルでSP2位のパトリック・チャン(カナダ)は冒頭の4回転−3回転を決めたものの、続く4回転トーループやトリプルアクセルでジャンプで手をつくなど冴えを欠き、275・62点で2位にとどまった。 SP11位だった町田樹(関大)は、253・42点で5位、SP4位の高橋大輔(関大大学院)は 得意のステップで見せ場を作ったが、4回転ジャンプで両足着氷となり6位だった。